自主公開プログラム

2025年10月1日

28. 善きことを思い善きことをすることで幸福な人生を送ろう

早いもので2025年も10月に入りました。
石破首相の辞意表明に伴う自民党の総裁選も迫っており、新しいリーダのもとで日本がどう変化していくのか重要な
節目となりそうです。

今月のテーマは「善き思い・善き行動が善き結果を生む」となります。
稲盛和夫さんや松下幸之助さんといった経営の巨人が師と仰いだ人物に、中村天風がいます。天風が説いた「天風哲
学」は、まさに「善き思い・善き行動が善き結果を生む」という因果応報の真理を人生に活かす実践哲学です。

この思想を現代にわかりやすく示してくれているのが、大谷翔平選手の曼陀羅チャート**です。彼は技術的なスキル
だけでなく、人間性を磨くことを明確に項目として掲げています。単なる能力向上の枠を超え、「人として正しく、
善いことを積み重ねる」という姿勢が、その類まれな成果の背後にあることを示しています。私たちはしばしば、能
力やテクニックに目を奪われがちですが、真に運命を好転させるのは心の在り方であり、日々の小さな善き選択の積
み重ねも重要なのだと思います。

大谷選手の姿に私たちが心から応援したくなるのも、そのプレーの華麗さだけではなく、誠実さや謙虚さ、そして人
間的な魅力を感じ取るからでしょう。私たち自身もまた、日々の選択を「善き思い・善き行動」で積み重ねていくこ
とが大切です。

**曼陀羅チャートとは、中心に達成したい目標を置き、その周囲に目標達成に必要な8つの要素を配置し、さらにそ
れぞれの要素を実現するための具体的な行動を64マスに書き込んでいく目標達成シートです。大谷選手は高校時代に
「ドラ1で8球団から指名される」という目標を中心に据え、技術的なスキルだけでなく、「挨拶」「ゴミ拾い」「部
屋掃除」「審判さんへの態度」「本を読む」「応援される人間になる」など、人間性を磨くことを明確に項目として
掲げました。

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